すべての島内道路を制覇するぞ
〜 其の2 〜
由布島を出てからも、さっきと景色が変わらない。
ジャングルの中にあまりにも似つかわない舗装道路。
ドライブを楽しむというより、車を走らせるのを楽しむ道 だなあ (´・ω・`)
そうと分かってれば、RX7とかランエボ7を・・・って、レンタカーにないか orz
ただし、動物が道路に飛び出してくるので、あんまりスピードを出して走ることは出来なさそう。
西表って一体どこに人が住んでいるんだ!!??Σ(゚д゚lll)
行けども行けども建物らしきものが見当たらない。
7K ぐらいいったところに古見という集落があったけれど、
・・・しゅ、集落なのか?? ここは!!?? というぐらいひっそり人影もない。
そこから さらに7K ヽ( ´ー`)ノ
ようやく町らしきものが見えてくる。
大富・大原地区 − 西表へのもうひとつの玄関口
( ゚д゚)ポカーン・・・
港だからさぞかし活気があるのかと思いきや、上原がおっそろしく都会 に感じる。
そう、うえはら館のところが、疑いようもなく、この島で一番栄えているところである。
小腹がすいた&喉が渇いたので食料を手に入れようと、大富共同売店 へ
どこかでご飯を食べようと思っていたので、飲物とチョコレートでこの場はしのぐ。
豊原を抜けると舗装道路が終わり、あとは車の跡だけをたよりに進む道となる。
途中、南風見田の浜への道しるべを見逃し、終点キャンプ場についてしまう。
だれかが生活しているような気配はまったくない。
にもかかわらず、道の頭上にはずうっーっっと電線がひかれている。
もちろん電灯は一本もない。
獣道には似つかわない電信柱が数十mおきに路肩(??)に並んでいる。
一体どこへ電気を運んでいるのだろうか??
灯台かな?
と思って、浜にもどってチェックしたけれど、電気を必要とするものはまったく見当たらない。
西表の七不思議か (;・∀・)!!??
南風見田の浜 にはヒルガオがびっしりと根をはり、うす紫色の花が白い砂浜に色をそえている。
訪れる人が少ないせいか、宝石箱をひっくり返したように綺麗な貝がたくさん落ちている。
私のお気に入りは小さい蜘蛛の巣のような模様のある貝殻。
1K近くにわたって続く穏やかな砂浜を歩きながら、気に入った貝を集める。
同居人はお昼寝。
晴れた日にビーチチェアーとパラソルを持込み、ハイビスカスの花に飾られた南国ジュースを飲む。
そんな時間のすごし方が似合うビーチ。
輝く太陽、蒼い海、青い空、白い雲、白い砂浜、原色のパラソル、赤いハイビスカス、鮮やかな色のジュース
よっちゃんとばろーちゃんが、西表に夢見ていた光景w
そのためにワンピースまで持参したのに・・・ 毎日が特訓wになってしまったばろーちゃん (´・ωヾ)カワイソス
時計を見ると3時近い。 お腹がすきすぎて、眠い。
同居人に運転をかわってもらい、助手席でうとうと。
浜から一番近いお店で何か食べようということになり、お店を探してもらう。
豊原までもどったところで、南風見茶屋(はえみカフェ) を発見 (・∀・)
テーブルに飾られたハイビスカスとナプキン代わりの鮮やかな緑の葉がとても素敵 ヽ( ´ー`)ノ
オーナー自ら燻製にしたベーコンをトッピングした 手作りのピザ とラーメン、
月桃のケーキ とライチジュースを注文。
うぐいす色のケーキにピンクの花がそえられていて、白いテーブルの上は南国モード全開☆
島野菜のカレーが売切れてしまったかわりに同居人が頼んだラーメンはかな〜り不評。
ピザとケーキはとっても ( ゚Д゚)ウマー だったのに、ラーメンだけは通に食あたりをおこさせた模様w
話を聞くと、“八重山のラーメンっていったら、あれ(八重山そばのこと)だろ〜(ぷち切??”
“観光客の気持ちをわかってない (ー'`ー;)”と愚痴る。
そういうこともあるさ〜っっ ・・・まだ何か言ってるし orz
もう一度浜の方へもどり、忘勿石(わすれないし)を探しに行く。
標識どおりに 道 (´д`;) をぬけると、南風見田の浜からつづく海岸線の東側に出る。
(゚Д゚≡゚Д゚) 探す、探すが・・・ どっ、どこにそんな石があるんだああああ
勉強不足のため、忘勿石がどんな形なのかもわからないから、大きな自然の石をチェックする (`・ω・´)
波照間島をのぞむように置かれているというので、海に面したところにあるはず。
“この辺の石のことぢゃない?”とあきらめかけた時、やっとこさ 発見 ヽ(゚∀゚ )ノヽ( ゚∀゚)ノ
忘勿石 - ぜひ、このリンク先をご覧いただきたい。
日本の軍(日本軍ではない)が犯した罪の象徴。
私は、20世紀に戦争を始めたことに対して日本には全く非はないと確信している。
敗戦という結果に終わったとはいえ、国民として“非白人のプライド”を守っていくれたことを誇りに思っているし、
今、こうやって好きなことを書いても、首相のばかやろ〜とさけんでも、
殺される危険がない国をつくってくれた先祖達に心から感謝している。
ただ、非戦闘員を含むあまりにも多くの国民を様々な思惑で死に追いやってしまった罪は裁かれるべきだと思う。
戦争マラリアでの死はどう考えても、犠牲になる必要がなかったとしか言いようがない。
このリンク先を見るまで、強制“疎開”させられた地がマラリア蚊の発生という不運にみまわれて多くの人が犠牲になったと理解していた。
戦火を逃れた場所が自然の脅威にさらされた、いってみれば事故のようなものだと思っていた。
実際は、死の危険性が限りなく高い地に連行し、マラリアという病気をつかって皆殺しにするつもりだったわけだ。
言葉が出ない。
碑に刻まれている犠牲者にあらためて、どうか安らかに・・・。
大急ぎで、上原方面にむけて車を走らせる。
次の目的地は、サキシマスオウノキ群落@天然記念物
初めに口から出た言葉は Σ(,,゚Д゚)「!」 “きしょっっ”
巨大な 板根 にびっくり
というか、ここまでくると、ありえないサイズでしょうw
どこまでが一体根なのやら・・・。
板根に関しては、こちら でふれているので、参考までに。
これで、ようやく島の東側はおしまい。 この時点で4時をまわる。