May 4, 2005
おとなしく見学させとくれ(#・∀・) <ラムセウム>
クルナ村から主要道路をはさんで見えるのがラムセウム。
自己顕示欲の塊&建設オタク、ラムセスIIの葬祭殿。(アブシンベル神殿 参照)
地図を見ても、建物を見ても近くに見えるが、あるいて入り口まで行くとなると結構距離があるΣ(゚д゚lll)
何もないところにぽつりとでかい遺跡があるから、歩いても歩いても近づかない。
ホテルの朝食を食べた以外、水分のみ。2時をまわりさすがに体力の限界を感じ始める。
ラムセウムの目玉はなんといっても、砂岩でできたラムセス像の崩れた残骸たち。
像は3体あり、“太陽の王 ラムセス2世( ´_ゝ`)”をたたえ、“君主の太陽”と呼ばれている。
1体は、葬祭殿入口に立っていた20mの像。足の指、でっかいブロックの塊と残骸が地面に転がっている。(第1中庭)
後世の人間が石を再利用するために、無理に下の方のブロックを抜いたせいで転倒したらしい。
残りの2体はもうひとつ奥のホールに入る中央階段の両脇に立っていた。(第2中庭)
こちらは17mと少し小さめで、頭部1つ(向かって右側)と足(左側)しか残っていない。
ただ触ることもできるぐらい間近で頭をみるとあまりのでかさに圧倒される。(もうひとつの左側の頭は大英博物館にある)
第2中庭は柱廊で囲まれ、2体の“君主の太陽”の背面に8体、向き合わさった壁面に8体のラムセス像があった。
(現在は合わせて8体のみ残っている)
この時、ラムセウムを見学していたのはなんと 私たち2人 ミ(゚Д゚ )
暑さと空腹でたどり着いたときにはすでにふらふらの状態 orz
1.5Lのペットボトル2本目が残りわずか。
そして、バクシーシ番人達10人あまりの洗礼をうける (゚Д゚≡゚Д゚)
2人ともすでに体力にも気力にも余裕がない。
無視&逃げる作戦でいくが、これまたしつこい(ー'`ー;)
転がったブロックを捜し歩きながら写真を撮っていると、“(自分と)一緒に撮れ”とうるさい。
記念写真を撮っていても、“カメラを貸せ”と恩着せがましい。
勝手にガイドをし始めたらすたこら逃げる。崩れている像の裏側の方に逃げ込んでもまだついてくる。
さすがにうっとおしくなり、“ ヤッラ(゚゚) ”とどなりつける。
ようやく静かに見学ができると思った矢先、次の番人がやってくる ( ゚д゚)ポカーン
おいはらってもおいはらっても、あとからあとからわいて出てくる。
おまいら、ウイルスかあ〜ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)д) ゚ ゚
ひととおり、転がった像の残骸を探し終わり、列柱ホールの日陰で一休み(´ー`)y─┛~~
古代の柱座にこしかけて、浮彫りやらパピルスの柱頭をまったり見学する。
おっ、おそれていたことが。。。(;・∀・)
バクシーシおやじたちが束になってやってくる ヽ( ・∀・)ノ
ただ、さきほどこっぴどく追払ったせいか、少し遠いところから話しかけてくる。
“You beautiful 顔がネフェルタリ(ラムセスの奥さん)”
“ショクラン(ありがとう)”としか返事のしようがなく、あっちにいってくれ〜と適当に話を流す。
別の方角からは、また勝手に“ラムシース、ラムシース”とわかりきったガイドをしはじめるし orz
いい加減、静かに何のプレッシャーもなく見学させろよ〜(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・
と怒る気力もなくなり、つかの間の休息も許されず、炎天下とぼとぼと次の目的地をめざす (´・ω・`)