夜の亜熱帯探検隊 

〜 其の1 〜

 

7:30きっかりに、Good Out Door (HP) 出戸ガイド がお迎えに来る。

 

メンバー全員そろっての初であり最後のイベントである。

9人という大所帯になると、なかなか全員一緒に行動というのは、むずかしい。

 

全員 長袖、長ズボン といういでたち。

“肌の露出は極力避けるように”とガイドさんからのアドバイスをみな忠実に守る。

でも、ガイドさんだけは、半そでのTシャツだったりするw

 

でっかい長靴 をズボンの上から装着する。

これは、ハブよけ らしい。

 

 

・・・・ (;・∀・)   はっ、ハブですか・・・ orz 

 

 

“出るんですか?”と聞くと、“確実にいますw”との答え

 

 

Σ((((,,゚Д゚))))

 

 

“かまれた人は?”

“今のところ、僕のツアーのお客さんではいませんよ” ・・・ 信じてるぞおぉぉ

 

ちなみにこのガイドさんには、保険代として500円をツアー料金とは別にお支払している。

“かまれる可能性は皆無ではないよ”ということである

 

 

((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

 

 

まずは、ホタル見物にいく。

なんてことのない普通の舗装道路脇に車を停める。

しかし、ここは西表島。

もちろん街灯はなんてものは存在しないし、集落からも離れているため、

人工の明かりといえば、車のヘッドライトとルームライトのみ。

道路は亜熱帯のジャングルの中を切り開いて建設されている。

完全に闇の世界になる前の紫色の空がやけに明るい。

 

 

Σ(,,゚Д゚)「!!!!」

 

 

森の中にすごい数のホタル すごい すごい!

 

 

ヽ(゚∀゚ )ノ ---   光の乱舞   --- ヽ( ゚∀゚)ノ 

 

 

まるで季節はずれのクリスマスツリーのよう ヽ( ´ー`)ノ

空が暗くなるにつれて、その数をどんどん増していく。

闇の中、光がたくさんあるところを探す。

こっちも。 そっちも。

 

“こっち来て〜 すごいよ〜 あっ、こっちも” みんなの声が響き渡る。

 

数が多いので、髪の毛や服の上にも羽を休めに来る。

服の上で発光するホタルを捕まえて、手の中に包み込むと、ぼわーっと光って、幻想的。

シンデレラのかぼちゃの馬車みたい。

蛍雪の功 のエピソード -

“夜、読書をするために灯油の代わりに蛍を集めて明かりにした” というのも、まんざらうそではないようだ。

蛍の光は本当に明るい。

 

捕獲がダントツに上手なのが、水嫌いダイバーさんw

ふっっと、手から飛び去ってしまったあとも、また別の発光体を捕獲してきてくれるw

 

(;´∀`)。oO おおっ、ホタルだけはどうやら蟲拒絶反応がおきないらしい。

 

 

ここでは、2種類のホタルが光の演出をしている。

黄色スジボタル と 八重山ホタル (動画あり)

観察するために、ガイドさんが懐中電灯を持ってきてくれる。

一瞬だけ、1匹ずつ、2匹のホタルに光の犠牲になってもらう m(_ _)m

 

黄色スジは名前の通り、体に黄色の線がはいっている。

体長 6mmぐらい。 す〜っと飛んできて、服の上にとまりにきてくれるのは、黄色スジ。

じーっと、長く光って消える。

 

八重山は黒い米粒ぐらい。 本当に小さい。

日本最小といわれる蛍。

ピカッ ピカッ ピカッ  光ったと思ったらすぐ消えを繰り返す

点滅信号のような感じで発光するため、読書には向かないw

2月末からGW過ぎまでの期間限定 光のショーの主役。

 

沖縄で見られる他のホタルは こちら を参考に。

 

 

光のショーを見ている間、ずうっっと “蛍の墓〜♪” を連呼していたよっちゃん。

 

両手をホタルが飛んでいる森の方に向けて、発する言葉に感情がこれまたこもりまくりw

確かに、日本中の涙をさそった火垂るの墓で出てくる1シーン(@ジブリ)で、蛍が乱舞していた。

あんなところは、もう今の日本には残されてないだろうと思いつつ、見ていた人も多いはず。

それが、目の前にあるのだから、分からないでもないのだが・・・

 

まだ、目の前のホタルはちゃんと、 生・き・て・ま・す・か・ら〜

 

 

なんで、ホタルの墓??”と何度もつっこみを入れられても、連呼していたよっちゃんに感服 orz

 

 

どれだけ見ていても飽きさせない光の演出に、一同、時を忘れて、ホタルのショーを堪能する。