May 5, 2005

 

 Old Winter Palaceは別世界 〜アフマドとの別れ〜 

 

 

時計を見ると4時半をまわっている。

アフマドのオフィスがはいっている Old Winter Palace を探検しにいこう。

 

ルクソール神殿裏では発掘・修復作業が炎天下の中行われていた。

こちらが高台になるので、バクシーシを恐れずに、じっくり見学ができる。写真も撮りまくり〜(▼∀▼) 

修復をしているおやじが、下のほうからこちらを睨みつけ、指をこすこす(バクシーシねだりのジェスチャー)するが、

こっちは高台 無問題(・∀・)

 

しかも、地元民が私たちの隣にきて見学をはじめると、バクシーシおやじは手をひっこめる。

ちゃんとはずかしいことと分かってやっているから、たちが悪い('`;)

 

作業を見飽きて、川沿いをてくてく歩いていると、馬車の大群に遭遇する。

その数20台前後 ( д)ポカーン ずらりと並んで行進してくる。

何事かと思いきや、どうやらツアーのプログラムとしてチャーターした馬車のようだ。

一台ならそれなりに絵になるが、さすがにこれだけ馬車が連なっていると、ひたすら不気味Σ((((,,Д)))) だ。

ツアーで組まれているファルーカとか、馬車とか、乗駱駝とかは、頼まれてもいやだなあω) 

 

ルクソール神殿のお隣の建物、Old Winter Palace Complexに到着。

Old Winter Palace 1886年に建てられたエジプトの懐具合には似つかわない格式あるホテル。

入口の前にあるタクシー乗場で こんなもの を発見。

 

なんぢゃあ、この値段は Σ(゚д゚lll)!!??

 

今歩いてきた徒歩ほんの3分(200mのルクソール神殿にいくのに 5LE

ご飯を食べていた通りのスーク(400m)にいくのに7LE

西岸にいくのに85LE

 

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

 

ここまでいくと、ぼったくりの域を超えます (;・)

タイでタイの物価がイギリスとたいしてかわらないとのたまわっていた老夫婦を思い出す。

そりゃ、こういうホテルに滞在して、ホテルに手配をすべて頼んでいたら、どこの国の物価もほとんどかわらないだろうなあ ω`)

 

入口では定番になったセキュリティーチェックを受ける。

エジプトのでっかい観光名所ではとりあえずセキュリティーゲートが設けられている。

 

といえど、音が鳴っても、だあれもチェックしない (Д,,)ポカーン

 

かばんも中を開けずに外を見るだけ。

Winter Palaceもとりあえず、警備のお兄さんににっこりほほえみながら、音を鳴らして通過

おとがめなしヽ( ´ー`)ノ  だめだこりゃ orz

 

でっかいシャンデリアを見あげつつ、定番の彼の写真タイム。建物をみると、職業柄うずうずしてくるらしい。

吹き抜けの構造を探検しに行ってしまったので、私はロビーでまったり。ちょっぴりお昼寝 ( ´∀)

 

庭の赤いお花に惹かれて外に出てみると、そこは 別世界ヽ( )ノヽ( )

手入れの行き届いた芝が青々と茂り、南国の花が咲き乱れ、ルクソールが砂漠の都ということをまったく感じさせない。

ダ・ビンチのルネッサンス建築を思わせる階段。準備中のレストラン。遠くに見えるプール。オープンカフェでくつろぐリゾートウェアの白人たち。

 

Σ(,,Д) 一体ここは・・・!!??

 

庭の中ほどにBARCaféを見つけたので、そこでお茶をしようと、彼を呼びに行く。

近くまで行くと、“宿泊客以外はこの先立入禁止”とホテルクラークにおこられてしまい、“お茶もだめ?”と懇願するも、

No()”との冷たい返事。

 

なんだよ、ちょっとぐらいいいじゃんか ( ゚Д゚)ヨー

 

もう頼まれても来てやらねえよ〜(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・ と未練たらたらにその場を去る。

 

アフマドのオフィスに立ち寄ると、アフマドはお家でお昼寝中だった。

別のデスクの人が、“オフィスで待っていれば、そのうちくるよ”と冷たいカルカデを私たちに頼んでくれる。

重い荷物を持ち歩いていたため、一歩も動く気力のない彼をオフィスにおいて、ホテルの土産物屋をひやかしにいく。

 

ウィンドーに飾ってあったエジプトらしいガラスのティーセットが気に入ったので、店の中に入る。

薄い紫色に金の吹きつけ。でも、土産物はやっぱり精巧さがいまいち ー`)y─┛~~

細かいところの細工がとれてたり、吹きつけが色あせてたり。極めつけは セットでなければ売らない とな('`;)

できの悪いものも引き取らなければならない。

壊れ物荷物を抱えて歩くにはお気に入り度が足りないので、結局やめる。

その後、店で粘るも、茶すらでてこなかった。

 

高級ホテルの土産物屋のくせに、けちくさ〜っっ

 

もうこねえよヽ(#Д)┌┛)д)  ゚ ゚

 

オフィスに戻るとアフマドが来ていた。歩き回って喉が渇いた私につめたいカルカデをもう一杯頼んでくれるヽ( ´`)

オフィスは冷房が効いていて快適。

しばらく雑談をした後、“ルクソールに来たときは必ずアフマドに会いに来ること”を約束して、オフィスを出る。

 

貴重な経験をさせてくれて本当にありがとう ヽ( )

 

ホテルで荷物を受け取り、駅まで行く。

スーツケースをかかえた旅行者2人がせまいセルビスに乗りこむ。

いやな顔もせずに乗降を手伝ってくれた地元の人に感謝 (*゚ー゚)

 

エジプト滞在も残り1日半。

あっという間に過ぎてしまった6日間を振り返って思いにふける。