May 3, 2005
ルクソールへの車窓から
ホテルに預けた荷物をひきとりにいく。
フロントの女性が、昨晩のクレームについて、
“昨日のファルーカ船長のことは遺憾に思う。支配人も悪いことをしたと謝っていた”、とすまなさそうに話してくれた。
ことの真偽は別にして、今後ここを訪れる人の何らかの役に立てたのかな ヽ( ´ー`)ノ
ルクソール行きの特急は定刻どおり18:00にアスワン駅を出発する。
もちろん1等席を確保(・∀・)
ゆったりリクライニングで足ものばせて快適。
同じ車両にのっているのは、外人観光客か、ビジネスマンと思われるスーツ姿でびしっと決めた中上流階級地元民だけ。
すし詰め状態の後続車両に優越感を感じながら、のんびりと窓の外を眺める。
地元民の生活がうつる。
ガラベーヤをきて、のんびりとあるいているおやじたち。
小さい駅のホームで雑談をしているおやじたち。
道端で子供の手をひくアバヤ姿のお母さんたち。
緑の広がるところに放牧している馬・牛・羊の群れ。
広大な小麦畑。
収穫した野菜を積んだ荷車をひく少年たち。
夕陽の映るナイル川。
こんなところに家を建てるのかといまにもがけ崩れがおきそうな急斜面に建つ家々。
どこからみても壊れている家々。
ここではゆったりとした時間が流れている。゚+.(・∀・)゚+.゚
農業国であるエジプトでは、都市部を少し離れると農地が広がっている。
農業人口は35%。主要農産物は、小麦、米、とうもろこし、さとうきび、綿花。
国土の95%が砂漠という過酷な状況にもかかわらず、米に関しては自給自足を達成、湾岸諸国などに輸出もしている。
しかしながら、他の主要穀物は、輸入・食糧援助に頼らなければならない状況である。
いつのまにかうとうとしていた。
バッグも足元にほうりっぱなしで熟睡していたのに、無事 ミ(゚Д゚ ) だ。
イタリアの電車なら、姿かたちもなかっただろう ( ´_ゝ`)
ちなみに欧州のトイレと同じく、エジプトの列車トイレも線路に垂れ流しです。
ちょっとおしりがすーすーするのも、慣れると快適ですw
20:50 電車がルクソール駅のホームにはいっていく。