May 3, 2005

 

 わがまま理解不能な欧米人 (#゚Д゚)ノ┌┛)д)  ゚ ゚ 

<アスワンハイダム・イシス神殿>

 

 

事件 - それはいきなり始まった。

 

ミニバンで一緒に乗り合わせている東欧人2人がいつまでたっても戻ってこない。

9時をまわってしまい、なんとアスワン行きのコンボイが出発してしまう。

私たちのバンだけが取り残される。

 

おいおいおいおい (ー'`ー;)

コンボイがなくなったら、ここからどおするんだよヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)д)  ゚ ゚

 

ドライバーもいらいらし始める。

どうやら、10時にももう一度隊列を組むことが決まったらしい。

私たち2人と他の6人は 車の中で待ちぼうけ

 

945になって、例の二人が しれっ とした顔で戻ってきた。

遅れてきて謝りもしないので、ぶちきれる(#д)

 

あんたら、わたしらにいうことないのか?謝れ(#Д)”

 

あなたたちにはすまないと思う。次に続く言葉に唖然 ( д)ポカーン

 

ドライバーが‘845に集合と言ってたことは聞いていたが、

自分たちのガイドブックにはコンボイは10時発しかないので、何かの間違いだと思った。

しかも、自分たちがこのツアーを予約した宿では、‘10時まで神殿を見学していいと何度も確認している

 

自分たちの非をまったく認めない (ー'`ー;)

 

それなら、はじめにドライバーに言っておけよ (#Д)ゴラ

 

そしたら、私たちだって、ぎりぎりまで神殿見学ができたんだし、

むし暑い車内でまちぼうけくらうこともなかったんだ ちくしょ~(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・

 

この2人、20代後半~30代前半ぐらいのカップルバックパッカー。

すでに1ヶ月エジプトに滞在していて、女の方がアラビア語を話す。

完璧には程遠いようだが、エジ人と対等にけんかができるぐらい堪能。

時間をかけてゆっくり旅をしているらしいが、

 

だったら、こんなせわしないツアーなんか使うなよ

 

2人で勝手に泊まりで行けばいいじゃんかと、こいつらの身勝手さに怒りがふつふつとわいてくる。

 

 10時のコンボイで、アスワン市内へもどり、アスワンハイダムに立ち寄る。

これが、現代の英知を集結して作った巨大ダムかあ ー`)y─┛~~

 

案内板を読むと、このダムは長さ3.6Km、高さ111m、頂上部の幅40m、基底部は980m

 

・・・スケールがでかすぎて、数字の大きさがわからない( ゚д゚)ポカーン

 

ガイドブックを見ると、クフ王のピラミッドの92の大きさ。

それによって出来た人造のナセル湖は、東京-京都間の距離にほぼ等しく、面積は 琵琶湖の約7.5(▼∀▼)

隣接する疎水-水力発電所では、12基あるタービンで黒四ダムの出力の約8倍、総力210万キロワットの発電が可能。

 

うひょおおおおおっっ⊂⌒~⊃。Д。)⊃

 

で、自分の目でダムを見ると、片側がでっかい海のような湖。で、片側がうんと下がっていて、川みたいになっている。

彼は専門分野のため、コレでもかというぐらい写真を撮っていたが、

私にはそのすごさが分からず、( ´_ゝ`)フーンで終わってしまった orz

 

黒部ダムは水を放出してすごさの演出があったため、とっても感動した記憶がある(虹がきれいでw)が、

水が止まっているこの状態では 私の目にはただのでっかいコンクリの塊 としか見えない。

 

知識がないということは、さみしいことだ (´・ω・`)


ちなみに、このダムの完成によって、下流域の氾濫がなくなった。

そのかわりに、肥沃な泥も運ばれなくなったので、土地がやせ細るばかり。

逆に上流は過富栄養化現象でプランクトンが増え、赤潮が出始めているらしい。

「エジプトはナイルの賜物」とは全くもって、過去の話になってしまった。

人間が自然をコントロールするなんて、所詮あさましいことだのお ヽ( ´ー`)

 

イシス神殿 – ここでまた 例の2人がやってくれた。

 

イシス神殿があるアギルキア島までは船をチャーターしなくてはならない。

ガイドブックにも120LE程度と書かれているし、ぼったくりで有名なところなので、ある程度の交渉は覚悟していた。

その時、ドライバーが“1人4LEでみんな同じ船に乗っていけるように話をつけてある”という。

面倒な手間がはぶけたぞと喜んで、全員で船に乗り込むと、女がごね始めるΣ(゚д゚lll)

 

“地元民は25ptでわたれるのに、4LEはおかしい。自分は絶対25ptしか払わない。ガイドブックにも25ptと書かれている”

船長も強気だ“4LE それ以下にはまからん”と。

はじめは交渉を楽しんで見ていたが、さすがに時間が押してきて、ばからしい女と船長のやり取りにうんざりする。

 

結局、東欧人2人を船着場において、最初の言い値で船をだしてもらう。

 

こっちは数十円をケチって時間を消費するよりも、

見学する時間を大切にしたいんだヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)д)  ゚ ゚

 

イシス神殿 - レリーフが美しいのはいうまでもないが、一番驚いたのは、古代の柱にコプト十字 が深く刻まれていたこと。

キリスト教徒、やりおるのお( ´_ゝ`)

古代の神殿も教会として利用したのかw 

しかも、王やエジプトの神々の顔を無理に削り取ったり、上から塗りつぶそうとしたりしているあたりもなかなか。

こういう後世の強引さが歴史というものに味を加えてくれる。

 

神殿の中で、船着場においてきぼりにしてきた2人に会う。

いちお、どうやってここにたどり着いたのかを聞くと、

“どの船にも乗せてもらえなかったので、ツアー観光客の船に便乗してきて、一銭もお金を払わなかった”と自慢げに教えてくれる。

遺跡のチケット代35LEは惜しみなく払うくせに、船代をけちってまで35LEもかけてはいる遺跡を堪能する時間が短くなってもいいのか。

価値観が違いすぎて、理解に苦しむ('`;)

しかも、地元民ですらお金を払う区間を“きせる”して喜んでいるあたり、エジ人よりもたちが悪い。

 

戻りの船に乗るときも、この2人は私たちの船に便乗しようとするが、顔を覚えている船長が船に乗せない。

再び船は2人を島に置きざりにして出発。この後どうなったかは、簡単に予想がつくでしょう。

 

また、こいつら2人をバンで待つことになった。

 

20分程して、ようやく行きのツアー客の船に乗せてもらえたらしい。

自分たちだけで行くなら、いくら何をしても構わないが、グループでいく限りは、

 

団体行動しろよ(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・

 

ドライバーもきれまくっていた。ここでおいてきぼりにしないエジ人の心の広さにある意味感心してしまった。

切りかけのオベリスクは時間が押してきていたので、外観からみておしまい。

3時ごろにツアーの行程を終える予定だったのに、ホテルに戻ってきたのは420

 

なんだか散々なツアーになってしまった 。・゚・(ノД`)・゚・。