May 3, 2005
コンボイ 〜バスから見た流れ星〜
アブシンベル行きコンボイの出発時間は4:30 (エジプトでは毎日早起きが日課)
3:30にホテルにお迎えがくるのにあわせて、2時には目が覚める。
冷たい水シャワーで一気に目が覚める。外に出ると、以外にも涼しい。
というより、寒くて震え上がる (´Д⊂
寝ている間に蚊に刺されまくったが、起きているときは、そんなへまはしない。
日本の蚊とは比べ物にならないぐらい とろい ヽ( ・∀・)ノ ..
すぐにぷちっとつぶせる ヽ( ´ー`)ノ
白い壁には戦いの残骸の痕がたくさん残っている。
今日も移動するので、荷物をパッキングしつつ、
熱いシャワーを奪い、爆睡している彼を たたき起こすヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)д) ゚ ゚
シャワーと食べ物のうらみは怖いのだ。
ホテルにミニバンが迎えに来る。
集合場所で他のツアーバス、バン、タクシーなんかと合流して隊列をつくる。
コンボイとは、何にもない砂漠 を南へ280kmほど爆走する間、過激派などに観光客が襲われないように、
何十台かの車両とツーリストポリスとが隊列を組んで移動すること。
政府が厳重にとり決めていることで、例外はなく、
アスワンから地上で南へ向かう場合、このコンボイに加わらなければ移動はできない。
(以前は中エジプトへもコンボイで移動できたが、現在は立ち入り禁止区間もある。)
集合場所で驚いたこと。
なんと、バスがウインカーをだしている Σ(゚д゚lll)
しかも、移動している間も追い越しをかけるときには ちゃんとウインカーをだしている。
隊列を組んでいるとはいえ、その隊列内ではつねに車両の順番がかわる。
日本のツーリングのように、前の車のスピードにあわせてついていくなんてことはしないのだ。
思い思いのスピードで、適当に抜かしたり、抜かされたりしながら、まっすぐにのびる一本道をひたすら走る。
3時間弱で目的地まで駆け抜けるので、隊列の平均時速は120km程度
製造30年以上 たっている車でもそのスピードで走るので、
なかなかのスリル(・∀・)を味わうことが出来る。
280kmの舗装された直線。
よく作ったものだヽ( ´ー`)ノ
まわりはほんとに何もない砂砂漠。
ここまでアスファルトを持ってきて、舗装した人は、いったいどこで寝泊り、食事をしたのだろうか?
もしかして、テント!!??しかも、砂漠の中で何ヶ月も生活。気が狂いそうだ ( ゚д゚)ポカーン
夏は50℃を越える灼熱地獄。そのなかでの舗装作業。おつかれさまです(;・∀・)
120kmで爆走しているにもかかわらず、窓から顔をだして、空を見上げる。
。゚+.(・∀・)゚+.゚ 満天の星 。゚+.(・∀・)゚+.゚
降ってくるようななんていう表現では表しきれない星・星・星 (・∀・)
星に色があるのをはっきりみることができる。― 赤、ピンク、青、青緑、緑、白、青白。
天の川も本当の川のように見える。小さい流れ星があちこちで流れている。
昔の人が、星座というものをつくったのがよくわかる。自然に線が浮かんで見えるほど、星があるのだ。
1時間以上も飽きずに空を見上げていると、
突然、でっかい青白い流れ星 (σ゚∀゚)σ が目に飛び込んでくる。
3秒ぐらいかけて、すーっと消える
今思い出しても、あの美しさに鳥肌が立つ。
今回の旅行一番の思い出。今度は、砂漠の上で、一晩中空を見上げながら寝てみたいなあ。
砂漠の朝焼け。
空が白んできて、地平線から太陽が昇ってくる。
想像していたのは、真っ暗な地平線からのぼってくる朝日だったけれど、全然違った。
砂漠ではかなり空が明るくなってから、ようやく太陽の端が見える。
端っこがみえたかなあとおもったら数十秒で全体の姿が見えてしまう。太陽のほうが動いているように見えたぐらいなんともあっけなかった。
さすがに明るくなってきて星もみえなくなってくると、うとうとしはじめる。