西表島への道のり 

〜 其の2 〜

 

八重山の生き物をいじめてしまったことを謝らなければならない。

 

石垣のとある浜で偶然見つけた 貝殻 

渦を巻いていてとってもかわいくて、ネックレスのトップにでもしようかなあと、

他の貝殻と一緒にプラスチックのケースに入れておいたら・・・

 

なにやら、ごそごそごそっと音を立てているし orz

ヤドカリさんごと、貝殻を持って帰ってしまったのです。

普通の貝ならそのまま海に放流してしまうところだけど、どおしても貝殻があきらめきれない。

 

 

ヤドカリさんをおいだしてしまえ (・∀・)

 

 

ということで、知恵を借りるため、街中をヤドカリさんを連れて歩く。

ヤドカリさんを追い出すには、

 

もっといごごちのいいお家を用意すればいいはず (`・ω・´) ということで、

 

手ごろな貝をゆずって貰おうと、貝屋のおっちゃんのところへ。

 

“そんなにその貝が欲しければ、おんなじやつをあげるから、浜へ帰してあげたら?”

といわれたものの、やっぱりこの拾ってきた貝みたいに渦が綺麗にそろっているのはない。

“この貝は、ヤドカリのお気に入りだからねえ (´ー`)y─┛~~

たいていこの貝を拾うと、ヤドカリがはいっているんだよ。

ヤドカリを追い出すには、地面にたたきつけて貝を割ったりするけどねえ。

ヤドカリは魚釣りのいい餌なんだよ。”

 

“この貝殻が欲しいだけ。ヤドカリは早く海に帰してあげたいから、

いらない手ごろな大きさの貝殻を譲ってくださいな (・∀・)”

と、貝殻をもらうが、なかなか引越準備をはじめてくれない (´・ω・`)

 

“ライターであぶったらでてくるよ”と、ライターをとりだすものの、ガス切れで追いたてに失敗。

“とりあえず、引越用の貝をなじませて、しばらくそっとしといたら移ってるよ”

 

 

貝屋のおっちゃんにお礼を言い、ご飯屋を探すのにヤドカリも同行させる。

当然、寄る店、寄る店、道行く人、道行く人から、“何持っているの?”と興味津々に訊かれ、3つの案が出てくる。

 

1. 引越しが済むまでそっとしておく

2. ライターであぶり出す

3. ピンセットでひっぱりだす

番外・・・ 死ぬまで待つ orz ← これだけは即却下!

 

ある店の店員さんが、引越をしたがって果敢に動き回るヤドカリの 引越手助け をしてくれた。

結果は、“どうやら、引越用の貝のサイズが小さすぎて、体がはいらないようだ。

しっかし、でっかいヤドカリだなあ もっと入口の大きな貝が必要だよ。” とのこと。

(ちなみにこの時、このヤドカリは八重山の天然記念物ということを教えてもらう orz)

 

 

仕方がないので、宿に持ち帰ってヤドカリ追立て作戦を自分で実行する。

蟲が苦手な私は、当然足がうにょうにょ動くヤドカリのボディを素手で持つなんて 絶対無理 orz

割箸をつかってひっぱりだそうとするが、うまくいかない。

貝殻を押さえる左手にヤドカリの足があたって、貝を投げ出してしまう始末。

気を取り直して、ライターをGET☆

ライターでお尻をあぶるが、中身が出てくる前に手が熱くなってしまい、これまたミッション失敗。

 

 

もう少し、弱ってくるまで待つか (´ー`)y─┛~~

 

 

結局、男性陣との合流日まで捕縛、石垣から西表まで輸送してしまいました。

 

 

唯一の喫煙者、あんどさんに頼み込み、ライターを借りてもう一度TRY (`・ω・´)

ヤドカリの体に直接触れないから、手元がおっかなびっくり orz

結局、あんどさんにバトンタッチ。

ライターで “あつい〜っっっ”  ・・・ ごめんm(_ _)m

数回のトライアル後、みごとににょろっと本体が出てまいりました。

 

 

ウレシ━━━━。+゜(*´∀`*)。+゜━━━━ィイ!!

 

 

はじめてみる 丸裸のヤドカリちゃん に大興奮

 

でも、写真でうp↑にすると、きしょ(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・ 鳥肌もの orz 

 

やっぱり、6本足(8本 or もっと含む)は好きになれません (ー'`ー;)

 

 

当初の予定通り、貝殻が手に入ったので、ヤドカリちゃんを海に放流するために、雨の上がった 西表をお散歩

ヤドカリちゃん、いじめてごめん m(_ _)m

しばらく歩くとようやく浜らしきところがあったけれど、かなりの高さ から降りなければならないので、

同居人に 放流ミッション をたくし、腰の悪い私は上にて待機。 

 

こういう時、男手は本当にたすかるなあ (´ー`)y─┛~~

 

 

宿に帰ってきたら、停電。

窓を開けると、月明かりが本当に明るい。

地上に蛍の光、空に満天の星 ふくろうとカエルの声がこだまする。

明日は晴れるといいなあ ヽ( ´ー`)ノ

 

と、ここで事件。

女性の大部屋@明日から6人の エアコンが作動しない (ー'`ー;) (←明日その謎が解けますw)

しかも、窓に網戸がないため、蟲&蚊に襲われることを考えると、窓を開けて寝るのもムリ orz

蒸し暑い大部屋でひとりっきり、カエルの不気味な合唱を聞きつつ・・・というのもいやだったので、

冷房がとっても効いていた男性部屋に寝かせてもらいました ヽ( ´ー`)ノ