Apr. 30, 2005

 

 カイロの観光客 <ハンハリーリ – 死者の街> 

 

 

話をカフェから出たところに戻そう。

カフェから少し歩くと、ハンハリーリに入った。ここには最終日にも来る予定なので、さらっと見る。

ここはとにかく複雑に入り組んでいる。

迷子になるのを楽しめる時間がないと、探検はむずかしいかも。

 

香水屋にエジ男性のひとだかり ができている。

観光客用かと思っていたのに、エジ人の香水好きにびっくり

みんな香りをかぎ分けて注文している。やっぱり体臭とか気になるのかな?

 

さすがにひとごみに酔い、疲れもピークに来るが、ここまでがんばったからには

 

死者の街を見なくてはならないヽ( ´ー`)ノ

 

ガイドブックに地図はないので、本文の通りに歩く。

しかし、本当に“観光スポット”というところをでてしまうとまったく外人の顔を見ることは出来ない(´・ω・`)

たった2-3分歩くだけで、まわりは地元民だけになってしまう。

 

旅行者というのはどこの国でも無粋で、とりあえずどこにでも(危険のにおいがしなければ)入っていくものなのに、

ここまで観光客がかたまりまくって行動しているのも不可解だった。

個人旅行がしにくい国なのかなあと考えたりもしたが、そういうわけでもないと今日一日感じていたのだけれど!!??

と、コクテール(3LE) をすすっている彼に話しかける。

 

なぜ、マンゴーがここにも!?ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)д)  ゚ ゚

 

またしてもおあずけだ。上に飾られていたりんごとバナナだけはもらうが、どうしてもコクテールなるものを飲んでみたい。

何度も味見しようとかかんにねらうが、ミッションは失敗に終わった orz

ふてくされて、アシールカサーブを一気飲みする。

ここのは、タハリールで飲んだものより冷たく&濃くておいしかった。

 

後で考えたのだけれど、これ作るのに絶対水道水つかっているよなあ?

氷もうかんでたし・・・。

実は初日にして水道水を口にしていたのかな?

 

あったあった歩道橋だ。(ガイドブック本文参照。)

ここからの眺めは、イスラム地区とは違った味があり、なかなか絶景だ。

 

こわれた建物の中にハーンカ(スーフィー修行場)やマスギド(でっかいモスク並みの墓)が点在している。

墓だらけの中に人々が生活しているのか。

マムルーク朝の王家の谷とガイドブックは説明しているが、

墓と生活が一体になっているあたり、クルナ村(貴族の墓)に近いなあと思った。

 

よく見ると、こわれた建物は 住民の家 らしい。

 

遺跡かなと思っていただけにショック。

崩れかけた囲いだけで、屋根のないものなんてざら

 

こんなところに人が住んでいるのかΣ(゚д゚lll)!?

 

いくら雨がほとんど降らないといっても、砂埃はすごい。

でも、看板らしきものがついていて、お店なのかなあというものもある。

クルナ村のように古代地下墓の上ではなく、中世から近代にかけてのでっかい上物のまわりに、

所狭しと 廃墟のような建物(壁)が建っている

 

ガイドブックには書かれていないので真偽は内部探検をしなければわからないが、

貧しい人たちが住む地区と思って間違いないと思う。

 

今日一日でイスラム建築にだいぶおなかいっぱいになってきてしまった&5時をまわっていたため、

ここからの眺めを堪能して、死者の街の探検は次の機会にする。