覚王山チーズクラブ 10月 

〜 10/5/2007 〜

 

今月のテーマは “深まり行く秋のフランスチーズプラトゥ (チーズの盛り合わせ)”

深まり行く秋・・・ orz ってまだ半袖で熱いぐらいっす 秋は何処へ

地方色がとても豊かなフランス  チーズを使ったお料理も地域ごとに様々

郷土料理(スペシャリティ)のお勉強から・・・

 

ローヌ・アルプ地方

オーベルニュ地方

ブリ・ド・モーのグラタン

フラミッシュ(タルト)・オ・マロワール

ジロール・オ・ボーフォール (ジロール = 黄色い舞茸)

タルティフレット(ルブションのじゃがいもグラタン)

アリゴ(= フレッシュ・ライオール

アリゴ入りのマッシュポテトをフライパンで焼いたもの)

ロカマドールのタルトレット

レーズン入りロックフォールのステーキソース

ブリオッシュ・オ・ サン・ネクテール

 

==  お詫び  ==

この日体調不良により、管理人は一口もチーズを口にすることができず

出席されたみなさまに多大なるご心配をおかけしてしまったことを

心からお詫び申し上げまする (*- -)(*_ _)ペコリ

持って帰ったチーズは次の日に試食して 今回のレポを作成しております

 

 

 フレッシュタイプ  白カビタイプ  青カビタイプ  ウォッシュタイプ  シェーヴルタイプ  圧搾タイプ

 

 

サン・フロランタン

  

こんなカップにはいっています♪

  Saint Florentin サン・フロランタン

 

 フレッシュタイプ 牛乳製 フランス・ブルゴーニュ

 ブルゴーニュ地方のさくらんぼの産地・サン・フロランタンの伝統的なチーズ

 できあがった直後の真っ白なチーズ(チーズの赤ちゃん) = サン・フロランタン

 塩水でサン・フロランタンの表皮を洗ったもの = スーマントラン

 マールでサン・フロランタンの表皮を洗ったもの = エポワス (?)

 ほんのり甘め もちっとヨーグルト きちっとした酸味

 フロマージュ・ブランにちかい

 食べ続けると、口の中のべたべた感が気になる (ー'`ー;)

 ゜゚ *+:。.。:+* ゚  そんな時は アレンジ しましょ ・.。*・.。*(〃´∀`)゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚

 ジャムやはちみつ、メープルシュガーフレークで甘くしてデザート風に

 オリーヴオイル&塩胡椒でぴりっと前菜風に

 おまけについている大蒜のきいたハーブのふりかけも (・∀・)イイ

 酸味が強めなので、個人的には オリーヴオイルVer. が一番 ( ゚Д゚)ウマー

くるみクリームをはさんだブリ

  Duo de Brie Noix デュオ・ド・ブリ ノア

 

 白カビタイプ 牛乳製 フランス・ロレーヌ

 MG高めの60% ダブルクリームタイプ

 5月の黒トリュフ・7月のグリーンオリーブに続く第3弾

 Noix = くるみ 大きめのブリチーズにくるみクリームをはさんだアレンジチーズ@木箱入り

 ナッツの芳ばしい香り 表皮のカビがやや多め

 “黒トリュフのあの感動には遠く及ばない” という某社長殿の意見に200%賛成 (ノ∀`)アチャー

 

 

ポワトゥ産 シュヴレット

 

左:ハーブスパイス サン・フロランタン用

中:メープルシュガーのフレーク

右:マスカットベリーAジャム

  Chevrette du Poitou シュヴレット・デュ・ポワトゥ

 

 シェーヴルタイプ 山羊乳製 フランス・ロワール

 ロワールのチーズ発祥の地・ポワトゥ地方でつくっている伝統的なシェーヴル

 小判型でやや大きめ (´ー`)y─┛~~

 表皮:ぱりっと

 生地:しっとりもちっ クリーミー&軽い酸味で食べやすい (・∀・)イイ

 味がシェーヴルっぽくないのはいいのだが・・・ 口に残る感は一緒 orz

 しっかり味の割りにあっさりめなので、ドライいちじくやジャムとあわせるのが通

 本日のジャム♪: 山梨ワイナリー製 マスカットベリーAジャム

 ワイン用に収穫されたぶどうを使ってつくられたジャム

 ジャムのくせにゼリーのような半個体  スパイシー&酸味強い 香りも強い

モンフェラ地方産 ブルーチーズ

  Bleu Montferrat ブルー・モンフェラ

 

 青かびタイプ 牛乳製 フランス・ローヌアルプ

 北イタリア・ピエモンテ州、ワインの産地モンフェラの伝統的なチーズ(フランス側)

 アルプスの素朴なチーズ ぎざぎざの表皮

 山のチーズ感が強く、青かびらしい刺激 “ピリッ” も “辛ッ” も “しょっぱ〜ッ” もまったくない (ノ-_-)ノ ~┻━┻

 カビのついていないところはとろりとクリーミーで優しい風味

 ・・・ が、カビが苦い

 なんか “おじいさんの味” 余韻が苦い (´・ω・`)ナンダカナ

 

マロワールのタルト

 

  Tarte au Maroilles タルト・オ・マロワール

 

 ウォッシュタイプ 牛乳製 フランス・ピカルディ

 パイの上に強烈な匂いを発する マロワール をたっぷり乗せて焼いたもの

 北フランスを代表する郷土料理(地元では フラミッシュ と呼ばれる)

 パイの部分がブリオッシュの生地のよう

 キッシュとはちがってチーズが濃厚なおかずパイ&定番ランチ

 本日のはチーズ屋さんがつくったタルトを邪道にも レンジでチン ( ´_ゝ`)

 なんとこれ 一枚3000円 もするらしい ( ゚Д゚)ビックリ

 匂いもさながら味も強烈!

 サラダと一緒に オリーヴオイル&塩胡椒をプラス

 しょっぱいけれど甘い不思議な味

ベツマル

  Bethmale ベツマル

 

 圧搾タイプ 牛乳製 フランス・ピレネー

 ピレネーといったら羊でしょ!? チーズに使用される乳の種類は地方によって大体同じもののはず!?

 ピレネーの牛乳製ハードチーズ Vache Pyrenees(ヴァッシュピレネー) などがあるように

 ピレネーは縦に長い山脈エリアのため、羊乳と牛乳エリアがあり、ベツマルは牛乳製

 日本ではなかなか手に入らないらしい

 12世紀に “肥満王” ルイ6世が食べた記録が残っている歴史あるハードチーズ

 断面にはたくさんの穴ぼこ  田舎チーズの濃厚(くさい)版

 味はしっかり味 甘い 香りがないのにもちもちの食感がある ← 管理人は結構好きw

 前回のフュメソンにひきつづきまたもや 雪印のさけるチーズ 

 “プラスチック・ろう・樹脂 を食べているみたい” という辛口意見もちらほら

 アレンジに少量のジャム・はちみつなどを勧められるがすべて NG (*゚д゚) 、ペッ

 チーズの味が主張しすぎて、ジャムと分離して味が死んでしまう  そのまま食べるのが一番 (・∀・)イイ

 

本日のパン from カイザー: バケット・黒糖レーズン・いちぢく

 

 ☆ CUISINE AU FROMAGE 〜本日のチーズ料理 ☆

〜 マロンとクリームチーズのパウンドケーキ 〜

 

秋の果物といったら栗 ♪♪(*´∀`*人*´∀`*)♪♪

フランス人はなにやら栗好きらしい ゜+。:.゜ヽ(*´∀`)バ゜.:。+゜

オーガニックの栗クリームを生地に贅沢に混ぜ込んだパウンドケーキ

しっとりしていて栗風味がとっても ( ゚Д゚)ウマー

入っている栗はなんと “ 甘栗むいちゃいました

黄色いむき栗は先生のおめがねにかなわなかったらしい

左は頂き物 大好物のシードル♪

 

11月はボジョレーヌーボーの季節 でも飽きたので・・・

再びジャム&クリームペーストとチーズのマリアージュ by チズリエ師匠

秘蔵の隠し玉もだしてくるらしい

 

うぅぅぅぅ またハチミツのあの悪夢がぁぁぁぁ orz