覚王山チーズクラブ 7月 

〜 7/10/2007 〜

 

当初今月のテーマは “初夏に美味しい爽やかなチーズたち

ついにやってきてしまった 爽やか〜 山羊のオンパレードか ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

と思いきやとっても普通な感じ (*´Д`)=з

チズリエ師匠がここをのぞいているようで、激しいつっこみが書けなくなってしまった ( ´∀`)AHAHA

適当に流してくだされ > 先生

今日は生徒8人といつもより少なめ たっぷりスペース たっぷりチーズ

風邪ひきさんの栄養補給にぴったり☆

 

イタリア展で入手したイタリアのご当地チーズのタペストリー@先生ご自慢

それを使って、イタリアチーズのお勉強

北: 寒い フランス・スイスと国境を接しているため、牛乳製の山のチーズが多い

ゴルゴンゾーラ パルミジャーノ・レッジャーノ

南: 暑い イタリア独自のチーズ パスタフィラータ製法 モッツァレラ カチョカヴァロ

羊のチーズ ペコリーノ

もっとイタリアチーズを極めたい ( ̄ー+ ̄) ?→ こちら (ここまで食べまくれるのはいつの日になることやら orz)

 

 フレッシュタイプ  白カビタイプ  青カビタイプ  ウォッシュタイプ  シェーヴルタイプ  圧搾タイプ

 

 

カプリッチョ 

 

 

パッションフルーツのジャム(左)

ぶどうの粒マスタード(右)

  Capriccio カプリッチョ :気まぐれ!?

 

 フレッシュタイプ イタリア 長筒状になった真っ白なチーズ

 牛乳製なのにシェーヴルの酸味 味はとってもあっさりくせがない 夏向き

 口に残るベタベタ感 味の薄いヨーグルト 酸味 まさしくシェーヴル!

 ベタベタはよくいえばクリーミー・・・ でもベタベタ口にひっつく あまり好きな部類ではない

 こういうチーズにこそオリーブオイル m9(・∀・) 塩&胡椒はさぞかし相性抜群でしょう

 が、それでは覚王山チーズクラブではないのだ (。+・`ω・´)シャキィーン☆

 とりだしたるはパッションフルーツのジャム(左)& ぶどうの粒マスタード (右)

 味にこれといった特徴や癖がないので、甘くして 辛くして 酸っぱくして となんでもあり

 これがチーズの名前の由来だなw 気まぐれに楽しむべし♪

 ジャムは普通に旨い チーズケーキのよう

 マスタード・・・ キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!  大ヒット☆

 マスタードだけで食べても美味 カプリッチョにつけて美味 ♪♪(*´∀`*人*´∀`*)♪♪

 

 

チーズ&マッシュルーム

 

オリーブオイルにつかっております

  Kase Champignons ケーゼ・シャンピニオン

 

 フレッシュタイプ オーストリア

 たっぷりのオリーブオイルに漬かったチーズをのせたシャンピニオン(マッシュルーム)

 このままオードブルにぴったり♪

 チーズは山羊と羊の混乳 かな〜り甘め+ちろっとだけ酸味 (´∀`)σ)∀`)

 誰が食べてもおいしくいただけるチーズかな?

 

 先生が “いっぱいやばそうなもの@保存料 が入っているわ” と嘆いていたことは秘密w

 

グリーンオリーブをはさんだブリチーズ

 

切り口の美しさをご覧あれ

  Duo de Brie aux Olives Vertes ブリ

 

 白カビタイプ フランス・ロレーヌ

 “王様のチーズ” ブリにペースト状のグリーンオリーブをはさんだもの

 まろやかで新鮮なブリチーズにちょっぴり塩気&さわやかハーブのオリーブペースト

 MG60%のブリ 甘さととろとろ感が幸せを運んでくる

 5月の黒トリュフにひきつづき、こちらも感動的な旨さ (n‘∀‘)η

 とはいっても、黒トリュフのあの衝撃にはかなわないなw

 

 タミエ修道院産のチーズ

  Abbaye de Tamie アベイ・ド・タミエ

 

 圧搾タイプ フランス・サヴォワ

 12世紀 山の上に建てられた タミエ修道院

 トラピスト会の修道士たちが “自らの糧は自らの手で” とチーズを作っている

 原料乳の殺菌をせず、乳酸菌もいれずに製造 生産量は 年間100t

 何度も表皮をモルジュ液と水で洗うため、皮はウォッシュタイプのようなオレンジ色

 デリケートな山のチーズ

 やわらかくもそもそ 牛乳本来の甘さがあるが、口の中がまさしく 納豆風味(;'A`)'A`)A`)`))

 ↑のぶどうの粒マスタードがぴったり☆ 納豆風味を消してくれる

 皮は通常はずす・・・ かなり匂いがつよく(臭い)ごりごりぼそぼそ まずい (´д`;)

 じゃがいもの上に皮を乗せて焼くとうまいらしいが・・・真相は闇の中 まずっっ (*゚д゚) 、ペッ

 ルブロション・ド・サヴォア はこのチーズをまねてつくったらしい

 

 本日のワインは フジクレール・甲州シュール・リー 2005

 アベイ・ド・タミエにあわせた甲州産辛口白ワイン @ フジッコワイナリー製

 地元のワインは地元で飲まれてしまうため、一番近い甲州のものをセレクト ヽ(´ー`)ノ

 

 

山羊乳製ブルーチーズ

  Bleu de Chevre ブルー・ド・シェーヴル

 

 青カビタイプ フランス・オーヴェルニュ

 フランスの由緒正しい賞を獲得した 山羊乳 で作っためずらしいブルーチーズ

 (賞を取ったわりに検索にほとんどひっかかってこないのは何故故???)

 山羊乳は春から夏が旬 まさに今の時期 m9(・∀・)

 かびがびっしりはいって美しい (・∀・)イイ

 お味の方は・・・ 辛っっ (ー'`ー;) 塩辛さではなくかびの辛さ しかも刺激のない辛さ

 口の中でねっとり なんか山羊の甘さが微妙にする

 しょっぱさもたりないし、刺激もたりない ブルーチーズぢゃないぞ これはっ (#゚Д゚)ゴルァ!!

 

 

 そんなときこそ魔法の出番 ( ´Д`)ノ~~.。・:*:・゚`☆、。・:*:

 今日の魔法はドライいちじく(左)と

 ブルーチーズ専用 セロリ味のクラッカー (右)

 ドライいちじくはいろんな意味で誤魔化せる万能品w

 まったくブルーチーズを食べている気にはならないが、

 ふつうに美味♪

 セロリクラッカーはコメントを控えさせていただきます m(_ _)m

 

 

 

 

 

ラグザーノ村産のチーズ

 

 

 

 

  Ragusano ラグザーノ

 

 パスタフィラータタイプ イタリア

 シチリア島 ラグザーノ村でつくられるチーズ 別名:スカルミ (踏み台)

 先生宅のお隣のこの石 ← を見て、チズリエ師匠どのは毎日ラグザーノを思い出すらしい

 ・・・工事現場にいくらでも転がっている極ふつうのコンクリートブロックですが!? orz

 道を究めた方は隅々にまで目を光らせ、常にそのことを考えていらっしゃるんですなあ ( ´_ゝ`)

それはさておいて、形は大きな食パン

船での運搬を考えて、パスタフィラータ(カードにお湯を加えて餅のようにしたもの・その工程)を

長方形の型にいれ、固まったところに縄をかけて天井からつるして熟成

モッツァレラやひょうたん型の カチョカヴァッロ に代表されるパスタフィラータは南伊独特の製法

パスタ = 生地 フィラータ = 糸状に裂ける

熱に強く保存がきく 暑い地方で生まれた知恵 熱を加えるとよく伸びる

が、ラグザーノは型にいれてしまうせいか、あまり伸びないらしい

 

ペコリーノ(羊乳)が特産の南イタリアでめずらしい牛乳製

切り口をみるとところどころ穴がぽつぽつと空いている

南イタリアらしく塩味が強いがそこまでしょっぱくないぞ ・・・ 後味の甘さの方が強い気が orz

繊維がぼそぼそとして、口の中でぶちぶちぶちっと切れていく 

初めと後味がとっても違う タラ だなw

そして皮の近くと内部でも味わいがしっかりと違う  中の方がしょっぱく煮詰まった感じ

 

しょっぱいチーズにはハチミツですよ ( ̄ー ̄)ニヤリッ

前回人気だったレモンのハチミツをつけて食べる ( ゚Д゚)ウマー

ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ 見事なマッチング☆

フルーティーなさわやかさと甘みがぼそぼそ感を消し、素晴しいお味になりました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆ CUISINE AU FROMAGE 〜本日のチーズ料理 ☆

〜 カンノーリ ・ シチリアーニ 〜

 リコッタ:3ヶ月連続 リコッタのデザート (´∀`)σ)∀`)

 言わなきゃばれないのにぃ>先生

 夏向きなさっぱりデザートにはリコッタがぴったりとのこと

 ミントがそえられてさわやかなカンノーリ♪

 カンノーリ!? ん? おりじなるカンノーリか

 軽く仕上げるために外のパイは揚げずに焼く

 クリームは甘さを抑えるためチョコチップがわりにカカオニブ

 オレンジピール&レモンピール レモン果汁とラム酒を加えてフルーティーに

カカオニブローストしたカカオ豆の殻をとって細かく砕いたもの

おやつにぽりぽり食べてもいける 90%チョコの細かい版

 イタリア菓子といえば、どろどろに甘く 毒々しい色 胃にがつんとくる重さ

 3口目には二度と口に入れたくないというトラウマがつきまとう・・・ 悪夢

 先生作は とっても美味☆ すでにイタリアのお菓子ぢゃないなw

 

 

今日は爽やかというテーマだったはず (;´Д`)

初めの2つは爽やか・・・だったと思う オリーブのブリも・・・クリーミーながらもなんとか

あとは爽やかだったかなあ??

納豆に 辛い青かびさんに タラ  爽やかだったんだな うん♪

“旦那さまに” といただいたカンノーリ 私の胃袋へと消失いたしました orz