覚王山チーズクラブ 5月 

〜 5/14/2007 〜

 

当初は初夏ということで “さわやか” をテーマにするはずだった5月@先生談

“だんだんマニアックになってきちゃったの〜 (ノ∀`)☆”ということで “贅沢に香る” チーズに急遽変更

さわやか〜とされて、山羊山羊ばっかっっ というのは恐ろしいが、贅沢という言葉にまた怪しげな匂ひが・・・。

部屋にはいると、マールのブランデーといろんなチーズ臭が漂う空間

先生はなにやら準備に苦戦しているのか台所にこもっている

(;´∀`)。oO なっ、なにがこんなに匂うんだ????

 

チーズ博士への第一歩 〜 世界ではチーズはなんて呼ばれてるの?

ロマンス語族の仏語と伊語のチーズはラテン語の押し型 Forma (現在の英語formの語源) からきている

fromage(フロマージュ・仏語)と fromaggio (フォルマッジォ・伊語)

びっくりしたのが、伊語と西語はお互いそのまま話しても通じてしまう言葉(大阪弁と東北弁ぐらいの違い)なのに

西語はラテン語のカセウム(固まった乳 カゼイン=牛乳蛋白)と語源が違うっっ

queso (ケソ・西語)に queijo (ケイジョ・葡語)かあ びっくり

ゲルマン語族の独語・蘭語・英語は kase (ケーゼ・独語)・ kass (カース・蘭語)・ cheese (英語)とカセウムを語源にもつ

イタリア南部にはチーズを caciocaciotta という方言でよぶところもある

なるほど なるほど♪

 

 フレッシュタイプ  白カビタイプ  青カビタイプ  ウォッシュタイプ  シェーヴルタイプ  圧搾タイプ

 

 

ツィーゲンケーゼトルテ

 

   Ziegenkasetorte ツィーゲン・ケーゼ・トルテ:山羊 チーズ ケーキ

 

 シェーヴルタイプ オーストリア

 そこまで山羊臭が強くないフレッシュシェーブル

 緑色のローズマリー・タイム・オレガノ、赤色のパプリカやガーリックなどたくさんのハーブが皮に巻いてある

 酸味は強くても、山羊のべた〜っとしたあの香りが口の中にまとわりつかず、食べやすい

 味はまさしく 香草入ヨーグルトっっ

 さわやかさが残ってとっても ( ゚Д゚)ウマー ハーブ入のクラッカーやパンにつけて食べるのもまたよし

 サラダにまぶしたり、ガスパチョに浮かべたり、スティック野菜につけたりと、今の季節にぴったりなチーズ d(´▽`)b

 

ブリチーズの黒トリュフサンド

 

美しい切り口

  Brie aux Truffes noires ブリ・オー・トリュフ・ノワール

 

 白カビタイプ フランス

 時の王や政治家達に愛された “王様のチーズ” に贅沢な黒トリュフをはさんだもの

 MG60%と濃厚でクリームみたいなブリに、これまた濃厚なトリュフクリーム

 普段は輸入されないが、“母の日”用として海を渡ってきたらしい

 たっぷりボリューム感があり、複雑な風味 “生きててよかった〜” と思えるお味

 フルコース料理でお肉のかわりができそうなぐらい存在感があります (´∀`)σ)∀`)

 中のトリュフだけを食べても涙がでるほど美味 (´Д⊂

 カマンベールにバタークリームトリュフをはさんでも再現できそう?? 

 

チェダーチーズの黒ビール浸し

 

網目のような切り口

  Poter Cheddar ポーター・チェダー

 

 圧搾タイプ (モダン・ブリティッシュタイプ) アイルランド

 見た目のインパクトにやられるチーズ

 アイルランドはビールの国 チーズアレンジはビールにあうものが多い 

 チェダーチーズにアイルランドの黒ビール・ ポーター をしみこませたもの

 チーズの隙間に浸透した黒ビールの色がマーブル模様をつくりだす

 外をコーティングしている白ワックスもポーター色にそまってザッハトルテのよう

 味は おつまみプロセスチーズ♪ 見た目よりもうんとまろやか

 黒い部分はちょっと苦味を感じるらしいが、そんなにわからないぞっっ

 

 兄弟チーズ: セージダービー

 ダービーというチェダリング製法で作られたチーズにセージを浸み込ませたもの

 緑色の大理石のような色鮮やかなチーズ

 

 ミュスカデで研いた山羊乳トムチーズ

 

  Tomme de Chevre au Muscadet トム・ド・シェーヴル・オ・ミュスカデ

 

 シェーヴルタイプ フランス ロワール地方

 トム:中型の素朴な山のチーズ ミュスカデ:マスカットからつくった辛口白ワイン

 シェーブルは通常手のひらサイズだが、山の方では大きいものも製造

 トムチーズの外皮をミュスカデで研いたとってもめずらしいチーズ

 山羊乳とミュスカデは地元同士 相性のよい組合せ♪

 山羊の強い香り ねっとりとした甘味・濃味だが、とろみやほくほくさはない 引き締まった組織

 チー鱈のチーズの部分だけのような味っっ (>_<) 微妙にヨーグルト味もします

 

 “外皮は苦味があるため食べちゃだめっ”といわれると食べたくなるのがB型の性♪

 ・・・ 苦くはないけど、あまりおいしくない 味のないガムみたひ (´・ωヾ)

 

シャンパーニュ地方産 マールで研いたラングル

 

  Langres au Marc de Champagne ラングル・オ・マール・ド・シャンパーニュ

 

 ウォッシュタイプ フランス シャンパーニュ地方

 ラングル:フランスの伝統的な白ウォッシュチーズ

 マール:シャンパンの搾りかすから造られるブランデー マールでラングルの外皮をウォッシュ

 ブルゴーニュ地方とシャンパーニュ地方が隣接するラングル台地で生産

 外皮はオレンジ色 熟成がすすむほどオレンジが明るく鮮やかになり、やがて赤茶色に変化していく

 中はクリーム色 やわらかな感じ

 甘く口の中でとろける とってもクリーミー 塩茹でピーナッツ ところどころ 節分の豆の味

 通常チーズは全体を均等に熟成させるために、熟成期間中何度も反転させるが、ラングルは一度も反転しない

 自然の重みで中央に特徴的なくぼみ “フォンティーヌ(泉)” ができる

 通はここにシャンパンやマールを注いで熟成を楽しむ ・.。*・.。*(〃´∀`)・.。*・.。*

 もっと通は↑にファイヤー Ψ(`∀´)Ψ(Langres flambe au marc de Champagne) してチーズをとかしながら食べる

 先生が “ファイヤー@室内は絶対だめっっ”  当然といえば当然か 残念 orz

 

ラカイユ村産 ブルーチーズ

 

  Bleu de Laqueille ブルー・ド・ラカイユ オリジナル3ヶ月熟成

 

 青かびタイプ フランス オーヴェルニュ地方

 オーヴェルニュ地方・ラカイユ村で生産

 今日のものは通常の2倍熟成させたもの

 外皮は青かびが生えないように水で洗うため、鍾乳洞のようにぶつぶつ

 水分たっぷりなねっとりとした舌触り 塩気はブルーのごとくもちろん強い

 クランベリー入のパンに塗って食べるとしょっぱさが中和されて美味

 強いお酒でちびちびやったら夜通し飲める チーズ

 マールよりもグラッパがいいなあ ( ̄ー+ ̄)

 

切り口がとっても個性的なので並べてみました♪ →

 

 

ミントがとっても鮮やかなケーキ

 

 

リコッタチーズ&ペルノー

 

☆ CUISINE AU FROMAGE 〜本日のチーズ料理 ☆

〜 リコッタとハープのトルタ 〜


リコッタ:イタリアのフレッシュチーズをたっぷり使ったケーキ (゚∀゚)ウマウマ

フランスの PERNOD といわれるアニス・リキュールとナツメグを混ぜこみ

ミントの葉で飾ってあります♪

薬草系に慣れない参加者たちがアニスの香りで悲鳴をあげる

そっ、そんなに強烈か (´д`;)!!??

もっと強烈なチーズを食らっているではないですかっっ!?

ミントの香りとアニスが胃の中をすっきりさせてくれました

 

やばいなと思ったチーズも案外いけてしまった今日のチーズ

だいぶ山羊チーズにも慣れてきたような まだのような・・・ あれは味より匂いだな

黒トリュフ入のブリは感動ものです♪ 一個まるごと食べたひっっ

来月は アペリティフの日 にちなんだテーマにするらしい またしても “さわやか” なのかっっ!?

なんまいだぶなんまいだぶ