覚王山チーズクラブ 4月 

〜 4/6/2007 〜

 

チーズでフランス田舎めぐり♪” ということで、今月のメインはフランス産チーズ

先生が新たなるチーズの世界を開拓するため(?)に、先月おフランス旅行いったからかな?

テレビ画面には、旅行の写真が映し出されている

強烈なチーズ臭もなく、怪しげにかわいいチーズもない

あまりに平和すぎて、ぶっ、不気味な予感 ((;゚Д゚)ガクガクブルブル

 

今月は5種類の仏蘭西チーズと1種類の和蘭チーズをお勉強します♪

チーズタイプのリンクは、そのチーズが購入できるサイトにつながっているはず・・・。

 

 フレッシュタイプ  白カビタイプ  青カビタイプ  ウォッシュタイプ  シェーヴルタイプ  圧搾タイプ

 

 

ロレーヌ産 カレ

 

かわいい包装

  Carre de Lorraine カレ・ド・ロレーヌ:ロレーヌ産四角形チーズ

 

 牛乳製 白カビタイプ フランス ロレーヌ地方

 四角形の雪のような真っ白なチーズを金色のホイルで巻いてある

 カマンベールよりちょっと硬い 味もまさしくカマンベール♪

 ドライフルーツのはいったパンと相性がとってもよい万人うけしそう

 塩味が軽く、牛乳の味がとってもして、普通に美味しいチーズ

 ブリ・ド・モーの人気上昇につき、土地を求めてロレーヌ地方へ進出

 現在、ロレーヌではたくさんの白カビチーズが生産されている

 

 

 

カベクー

アルピーヌ山羊

  Cabecou Feuille カベクー・フォイユ :栗の葉包みのシェーブル

 

 シェーブルタイプ フランス

 カベクー:フランス南西部で生産されている小さなメダル型の山羊チーズのこと

 フォイユ:栗の葉  半径3cmぐらいのとっても小さくて薄いチーズ

 山羊さんは アルピーヌ種 ロカマドール産のカベクーマグネットをかかえています

 茶色い山羊で春が出産シーズン ミルクをいっぱいだす今が旬のチーズ

 ロカマドール産カベクーは小さいので、カピカピ&味が強くなりやすく、手に入りにくい

 ←は砕いた黒胡椒をまぶして、栗の葉で包み熟成させた日本でポピュラーなカベクー

 スパイスいっぱい ピリ辛でとっても食べやすい シェーブル苦手でもいけるお味

 オリーブオイルをちょろっとたらすと、風味があがってまたよし (〃´∀`)

 とってもさわやか系の酸味

 

1000日熟成 ゴーダチーズ

本日のバケット

くるみ & レーズン & プレーン

  Gouda Millenium ゴーダ・ミレニアム:1000日熟成のゴーダ

 

 圧搾タイプ オランダ

 ミレニアム=1000 なんと1000日熟成させた農家製のゴーダチーズ(通常3ヶ月)

 ゴーダチーズはフランスでミモレットの次に人気があるチーズ

 外側をワックスで固め熟成させてあるため、ぎりぎり外側まで旨みを味わえる

 (ワックス部分は食べれないので取り除く)

 バターのようにしっとり風味&アミノ酸の結晶のジャリジャリ感

 

 まさしく じゃがいもの白味噌味! 見た目よりもやわらかく甘味のあるチーズ

 芋焼酎 とともに食べなければもったいないっっ ( ̄¬ ̄*)じゅるぅうううう

 ぽりぽりがたまらず、食べ続けると口の中がちょっとしょっぱくなってくる

 おやつ ・ おつまみ系チーズ♪♪ もちろん、お気に入りに登録♪

 

 

ライオル

 

オーブラック牛

  Laguiole ライオル

 

 圧搾タイプ フランス オーヴェルニュ地方@とっても田舎

 オーブラック種がいっぱい放牧されている高原で生産される山のチーズ

 ライオル:この地方にある村の名前 折りたたみ式の “ライオールナイフ” 由来の地

 標高1000mの高原に自生するハーブや草花を食べた牛からの良質なミルクを使用

 ひとつ40kgもある樽型の山のチーズ 産地が高地ということもあり希少

 皮はごつごつの白+琥珀色 生地は濃い黄色 弾力&しまりがあるチーズ

 ちょっぴり自然の青かびがある

 チェダリング という行程で作られていて、ぼろっぼろっと組織が崩れていく

 素朴で荒々しい山のミルク風味!? しょっぱいっっ なんか 肉の味 がする

 可もなく不可もなく・・・

 フランス3大山のチーズ:カンタル・サレーユ・ライオル(見た目そっくり)

 右はオーブラック種 のでかい陶器マグ!?

 置物にするのか、花瓶にするのか、マグカップにするのか微妙なサイズです・・・。

 

コルシカ産 トム

ラコーヌ羊

  Tomme Corse トム・コルス:コルシカ島産の羊乳チーズ

 

 ブルビタイプ フランス コルシカ島

 コルシカ島は高い山が聳え立つ島 ほとんど平地がないため、

 厳しい環境下に適した羊が食材として使われ、たくさんの羊乳チーズが生産されている

 トム:中型の素朴な山のチーズ

 硬い籠模様の入った皮の中は、薄いクリーム色のやわらかい生地

 3ヶ月以上という長い期間熟成させるため、あま〜い香りがただよう

 甘いマッシュポテトにプレーンヨーグルトの酸味 が残るチーズ

 素朴感たっぷり シンプルな味わいながらも後味の酸味がうまい

 オリーブオイル&ペッパーを加えると、味がひきたってうまうまっ ・.。*・.。*(〃´∀`)・.。*・.。*

 

パピヨン社製 Organic ロックフォール

 

 

 

  Roquefort PAPILLON BIO ロックフォール

 

 青かびタイプ フランス

 世界三大青かびチーズ:ゴルゴンゾーラ(伊)・スティルトン(英)・ロックフォール

 2000年以上の歴史をもつ由緒正しいチーズ

 石灰岩質の高原の中にあるコンバルウ山の麓 ロックフォール・シュール・スールゾン村

 の地下に広がる洞窟で熟成されたチーズのみがロックフォールチーズと名乗れる

 (ちなみにフランスにはロックフォール村がたあくさんある)

 

 ・ 原料の羊乳は、ピレネー山麓のバスク地方からワインで有名なボルドーのあたり

 そしてラングドック、コルシカ、プロバンス地方から生産される良質な乳を使用すること

 羊は12月頃出産 7月に妊娠期間に入るので、12月から6月頃までしか搾乳できない

 ・ 青カビはロックフォール・シュール・スールゾン村の洞窟で

 ライ麦パンに自然に生えた青カビのみを使用すること とAOCで定められている
 この地方の洞窟は、何億年にもわたる雨の侵食によってできた自然のもので、

 煙突のような亀裂を通り抜ける湿った風が、外の空気と洞窟内の空気の入れ換えを行い

 洞窟内はチーズの熟成に適した気温と湿度が一年中保たれる

 

 カードに隙間がたくさんあり、好気性の菌をブロックし、青かび(なぜか塩分に強い)だけを繁殖させ、

 52%という乳脂肪分を酸化させないようにするため、大量の塩を投入

 塩分濃度 4.5%ともっともしょっぱいチーズのひとつ

 BIO(有機栽培のえさだけを使用 手間がかかる)のため、やややさしい塩味 とはいえしょっぱいぞ orz 泡盛 おくれ

 

 薄いアイポリー色のチーズに緑色のカビがびっしり

 ピリッとシャープな味と紹介されるも、うわっ しょぱああああ〜

 チーズのしょっぱさをのぞけば、とろとろ感と羊のあま〜いミルクのコクはおいしい

 くるみパン+無塩バター+ロックフォールという組合せで食べる

 現地の人もパンにバターを乗せた上にこのチーズをのせて食べたり、ステーキソースに加工したりして食べる

 レーズンパンの方が、甘味がでてうまいのは、内緒の話♪

 

 〜 ロックフォール誕生の秘話 〜
 夏の暑い日、羊飼いが岩山の洞窟の中でパンとチーズでランチをしていたところ、

 近くを通りかかった娘の歌声に惹かれて、食べかけのものを置いてその娘の後を追っていった

 そのことを忘れて3ヶ月後に洞窟に戻ってみると、パンもチーズも青カビで覆われていて、チーズはとても美味しく変化していた

 お話ですので・・・ あくまで・・・・ そんなチーズ、食べようとした羊飼いにつっこんではいけません

 

 

ドライいちじく&フルムダンベール

 

 

パルメジャーノをまぶしたサラミ

ノア(くるみ)・チリ・プレーンの3種

 

☆ CUISINE AU FROMAGE 〜本日のチーズ料理 ☆

〜 ドライイチジク&フルムダンベール サラミ3種 〜

  Fourme d'Ambert フルムダンベール

 

 青かびタイプ フランス
 フランス山岳地帯 オーヴェルニュの牛乳からつくられる青かびチーズ

 ヘーゼルナッツのような香ばしさがあり、まろやかな青かび風味

 青かびがたっぷり入っているのにまろやか “高貴なブルーチーズ”

 いちじくの甘味と相性抜群で、とっても (゚∀゚)ウマウマ

 

 先月のパルメジャーノが残ったので、フランスから空輸したサラミにまぶした一品

 チリのピリ辛感がとっても気に入りました♪

 

今月は微妙に無難なチーズが多かったのは気のせい???

ゴーダ・ミレニアムはぜひとも我が家の酒の友として、手に入れなくては♪